猫の里親協会〜犬・猫の殺処分ゼロを目指すティアハイムジャパン

犬・猫等ペットをめぐる環境


        
                 【閲覧注意】ショッキングな内容を含みます。しかしすべて真実です。

日本では年間138,525頭の犬や猫が殺処分されています。(平成25年度)
一日に379.5頭
一時間に15.8頭

の殺処分が行われている計算になります。

出典  環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室  統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html
写真提供 アニマルクラブ石巻 http://a-c.sub.jp/documentary/

静岡県の現状

静岡県の平成25年度の殺処分数は3352頭
静岡県では平成25年度に
犬216頭
猫3,136頭
合計3352頭
が殺処分されました。

平成22年度 5,974頭
平成23年度 4,915頭
平成24年度 4,906頭
平成25年度 3,352頭
と減少傾向にありますが、まだまだ数多くの尊い命が奪われています。

東京都ですら、1,312頭静岡県は3倍近くの殺処分を行っています。

静岡県の保健所に引き取られる動物の93%は猫

静岡県の保健所に引き取られる動物の93%は猫です
平成25年度 静岡県の保健所には3352頭の動物が引き取られました。
そのうち、猫が3,136頭 犬が216頭です。
実に93%が猫なのです。


東京都よりも殺処分数が多い静岡県



平成25年度の殺処分数 東京都は1,312頭・静岡県は3,352頭で2.5倍
殺処分数の人口比率では静岡県の方が約100倍多い


  人口 殺処分数  人口一人当たりの殺処分数
 東京都  13,378,584  1,312  0.000098%
 静岡県  3,697,651  3,352  0.009%


出典 http://uub.jp/rnk/k_j.html
出典 東京都動物愛護保護センター
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/douso/shiryou/toriatsukai.html

施設に引き取られたペット達のその後

保健所に引き取られたペットの72%は殺処分
保健所に引き取られた動物たちは何らかの形で処分します。
主な方法は3つです。
返還・譲渡・殺処分です。
返還、譲渡されなかった動物たちは全て殺処分です。
日本では実に72%に上る128,241頭が殺処分となっています。
つまり、保健所に連れてこられた10頭に7頭は命を失うという事です。

    
返還 15,434頭   9%
 譲渡  32,978頭  19%
 殺処分  128,241頭  72%
  

返還・・・・無事飼い主が見つかり、飼い主に返還されたケース
譲渡・・・・新しい飼い主に引き取られたケース
殺処分・・・不幸にもガス室で命を失ったケース

出典 静岡県動物愛護管理統計資料
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-510/seiei/inu/4ikendat.html

出典 環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室  統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

ペットの生体販売

一年で 犬620,000頭 猫110,000頭 が販売されています。(平成17年)
一方、全国で年間730,000頭のペットが販売されています。
一日約2,000頭が販売される、約1365億円の巨大市場なのです。

しかし、パピーミル(子犬繁殖工場)における劣悪な環境もしばしば問題になっています。
・お金儲けのために劣悪な環境で無理な繁殖をさせる業者。
・産まなくなったら保健所に持ち込む業者
・儲からないからと廃業し、無責任に廃棄する業者
ペットをビジネスにしようと思えば『安く仕入れて高く売る』という流れになってしまいます。


出典 消費者庁 http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/kouhyou/08.6/08062305-02-hontai.pdf#search=
'%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88+%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E6%95%B0'

ペット先進国では生体販売はしていない

6人に1人が保護された動物を選んでくれれば殺処分は無くなる

一年で128,241頭の殺処分が行われている一方で、730,000頭のペットが売られています。
730,000÷128,241=5.69
つまり、ペットを新しく迎え入れる家庭の6件に1件が保護された動物を選んでくれれば殺処分はなくなるのです。

ペット先進国では生体販売はしていない

ヨーロッパなどのペット先進国には生体販売と言うシステムがありません
ペット先進国であるイギリス・ドイツ・アメリカには生体販売というシステムがありません。
ペットがほしい人は保護施設に赴き、飼育環境等の審査を受け、研修を行ってから引き取る事が出来ます。
そしてドイツではペットの殺処分ゼロを達成しています。

預かり期間が短く、譲渡が難しい

7日間では新しい飼い主を見つけるのは困難で、事実上譲渡を諦めている

・個々で殺処分ゼロの活動をし、自費で行っている人も少なくないが個人の力では限界がある。
・大規模な保護施設が少なく、ペットがほしいと思った時に行ける施設が少ない。

その為には
・ドイツのティアハイムのような保護施設の確保
・ボランティアによる保護施設の運営(エサ、散歩など)
・ペット業界による協力(避妊手術・エサの提供・専門家による情報提供・しつけ教室の開催等)
・寄付
・ペットがほしいと思ったら見られる充実したホームページの作成

法整備や施設の確保、ペットの飼い主の意識の向上など問題は山積しています。
こうしている間にも1日380頭の尊い命が失われているという現実を理解し、危機感を持って行動していける仲間を随時募集しています。





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